分布

日本では、北海道及び本州の東北地方から関西地方の湖沼にに点在して分布し、日本国外では、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカ等に分布する。

日本ではマリモの生育が確認されている湖沼は以下のとおりである。

  • 北海道:阿寒湖・釧路湿原内の中小湖沼(シラルトロ湖・塘路湖・達古武沼)・チミケップ湖
  • 青森県:左京沼・田面木沼・市柳沼・姉沼・内沼・小川原湖
  • 山梨県:山中湖・河口湖・西湖
  • 滋賀県:琵琶湖

このうちマリモが大きな球状の集合体を形成するのは阿寒湖だけである。

阿寒湖のマリモはその美しい姿や希少性から1952年に国の特別天然記念物に指定された。また、近年各地で個体数が減少しており、種として環境省のレッドリストで絶滅危惧種で掲載されている。また、阿寒湖のマリモは直径30cm程度まで生長するが、太陽光の届かない中心部は糸状体が枯れて空洞になっているため、大きさを支えきれずに壊れてしまう。だがその後は小さいマリモとなり、再び成長を続けていく。なお3月29日は阿寒湖のマリモが天然記念物に指定された日であり、この日をマリモの日とされている。

日本国外では、アイスランドのミーヴァトン湖やエストニアのオイツ湖などで球状の集合体が確認され、ヨーロッパ北部の諸国・ロシア・アメリカなど北半球に広く分布している種であることが近年分かってきた。