概要

マリモは球状の集合体を形成するが、球状体一つがマリモの一個体単位というわけではなく、この球状体を構成する細い繊維(糸状体と呼ぶ)がマリモの個体としての単位である。よく目にする球状の「マリモ」はマリモの集合体と言ったほうが正しい。実際にマリモが生育している湖沼の多くでは、マリモは糸状体の形態で暮らし、球状の集合体を作らない。日本では1897年に札幌農学校(現北海道大学)の川上瀧彌が阿寒湖の尻駒別湾で発見し、その形から「マリモ(毬藻)」という和名をつけた。なおカール・フォン・リンネがスウェーデンのダンネモーラ湖からマリモを採取し学名をつけたのは1753年である。見た目は柔らかそうであるが実際には硬い藻であり、手で触れるとチクチクとした感触がある。